2022.05.27

【働き方改革事例】配車計画業務の残業を大幅に削減。配車係の作業時間が、日々2時間以上も短縮へ。前田鐵鋼株式会社

鋼材の加工販売を行う前田鐵鋼株式会社(本社:愛知県春日井市、代表取締役社長:前田 利裕、以下、前田鐵鋼)で、ラストワンマイルに特化したルート最適化サービス「Loogia(ルージア)」を2022年より導入。導入後の効果についてお知らせいたします。

 

 

■導入後の効果

 

作業時間や勤務時間を大幅に削減へ

 

・Loogia導入後は、配車計画作成や実車の時間も相当量短くなっている。
・配車係1名、ドライバー6名でそれぞれ時間削減ができており、配車計画に関しては1日あたり2時間削減へ。
・1ドライバーあたりの配送時間も2時間削減できており、会社全体で1ヶ月で約280時間の業務削減を実現。

 

②残業時間の削減につながり、担当者が自分時間を持てるように

 

・導入前は納品時間をオーバーすることもあったが、それがなくなった。
・配車係は勤務時間外労働が多かった中、Loogia活用によって、日々の計画時間を削減。
・勤務時間外労働は大きく減ったことで、勤務後に自分時間が持てるようになった。
・配車係が勤務後に自分時間を持てるようになったのは、入社後初であり、Loogia導入による効果を実感。

 

③走行距離の短縮により、ガソリン代など経費削減にも繋がっている

 

・Loogia導入で、走行距離も短くなっていることで、ガソリン費用の削減など経費面でのプラス影響も大きい。
・時間内に納品完了できるようなり、ドライバー等も以前よりも、身体的・精神的に楽になったと評価している。
・計画的に配送・納品できることで、さらなる会社信用にも繋がるとLoogiaを評価。

 

 

<オプティマインドの技術・社員紹介>

 

「日本の複雑な道路事情を考慮した距離行列とは?」

 

どんなに最適な組み合わせを出せたとしても、その際に利用した経路の精度が悪ければ、本当に最適な配車計画を出せないだけでなく、運用した際に計画通りに進められない、全く参考にならない配車計画となってしまいます。

 

オプティマインドでは組み合わせを考える段階から、ナビで利用できる精度の経路を用いることで”実際に運用可能な配車計画”を実現しています。また、どんなに良い計画を作れたとしても、その計画を作成するまでに待てる時間も限られているため、精度と同じくらい計算時間も重要なポイントとなります。仮に1経路を0.1秒で計算できたとしても、100箇所をまわる配車計画では数万の組み合わせの経路について計算する必要があるため、最適化をする前段階で1時間以上かかってしまいます。

 

そこでオプティマインドでは、高精度な経路を出すために、走行実績から解析したデータから、道路の形状や地域、車両情報に応じたチューニングを行うことで実際に走行できる経路と移動時間を計算するアルゴリズムを開発し、なるべく計算時間を短くするために並列処理が可能となるインフラを構築することで、精度と速度を両立可能にしています。

 

 

オプティマインド メンバーについて▶︎https://recruit.optimind.tech/

 

導入事例協力:前田鐵鋼株式会社 http://maeda-steel.co.jp/index.html

 

 

■前田鐵鋼株式会社 製販統括本部長 土屋義徳氏
「Loogia導入後、3か月間で配車計画時間を大幅に削減することができました。配送時間の短縮と、最終納入時間がお客様の定時時間内に納品ができるようになり、非常に助かっております。ドライバー、配車係ともに作業効率が上がったこと、すでに月間280時間の残業代削減も出来ており、導入効果を実感しております。引き続き、Loogiaの活用を行って、業務効率化を図っていければと思っています。」